ふつふつと込み上げる怒り。
誰に対しての怒りなのか、何に対しての怒りなのか。
孤独ゆえか、裏切りゆえか、信じきれなかったからなのか。
静かに紡がれる怒りの数々に胸が苦しくなった...。
ストーリーもさることながら演者の演技が本当に素晴らしかった。
みんなそこにちゃんと実在してる。
視線で、表情で、存在感で...
これはほんと素晴らしいよ....。
どの人々もそうなんだ。
ちゃんとそこにいて、暮らしていて、人生があって...。
だからこそ愛おしいし切ない。
あと音楽も好きでした。
ピアノがとても良い。
スカッとする映画では決してないけど全ての人が愛おしくなる映画ではあると思う。