このレビューはネタバレを含みます
3人の身元が不確かな男、誰が犯人なのか、サスペンスとして面白い。
その半面、思った程人の心の内面に切り込んだ重い作品でもなかった。「怒り」ってタイトルと予告が重い感じ出まくりだから、結果ただのサスペンスで呆気ない。
3人を同率で容疑者風に見せているので、その分3通りのストーリーが浅くなったのも仕方ないとも思う。
具体的に冷めたのは、
森山未來が壁の「怒り」をハサミでなぞってからタツヤくんにぶつかっていくシーン。リアリティがない。
狂気を強調するならもっとして欲しかった。
人を見下して生きてるやつだから、情けない状況でお茶を勧められてキレた。殺した動機もありそうやけど微妙。
民宿で暴れたシーンは少し狂気で面白かった。
妻夫木の母が死んで病院に駆けつけたシーンの演技は良い!
設定とかはベタでいいんやけど、、惜しい。