このレビューはネタバレを含みます
なんとも言えないモヤモヤを残した映画
現代社会の抱えている問題を垣間見た気がする。
上手く表現出来ないけども何か考えさせられるものがあった。
それぞれがぶつかっている問題自体は面白かった。
ただ、殺人犯の怒りは結局どこだったんだ?と
本当の自分を知らずにすぐに信用してくる人に対しての怒り?
殺した人を浴槽で生き返らせようとしたり、自分の顔を傷つけることに対して臆病になったりする割には頭に血が上ってないと落ちつかないとか情緒不安定なのか?
と突っ込まずにいられないところもあった。
時系列をずらしての同一犯人で関わった人全員から怒りを買うのかと思ったところを期待した自分もいたが、オチとしてこれはこれで良かったのかーと少し納得。
同じ怒りでもそれぞれ違った重みのある怒り。
信じてた故の信じることでの怒り。
なかなか考えさせられるものだった。
久しぶりに邦画でモヤモヤを感じた作品だった。