ゴジラが火炎放射を放つところまではとても良いが、その後の展開、映像が何故か空気を掴むような地に足がつかない妙な感覚のまま映画が終わる。
公開初日に期待に胸躍らせて観た時からこの印象は変わっていない。
コンセプトとして災害を描くところまでは重層的に順当に描けているのだが、その後のフワフワした感覚が何なのか未だに謎である。
ゴジラがゆっくり直立で歩く所のCGは見事、逆に腰の動きを伴う動きになると残念。
エンドロールでVSメカゴジラが流れる瞬間は、何の脈拍もなく名曲を流して失敗する好例になってしまっている。
とにかく後半の出来が不思議な映画。