No1

シン・ゴジラのNo1のレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.5
2024年47作目。

シン・ウルトラマンより好き。
G-1.0よりも好き。

緊急事態らしく台詞が速くて細かいところは付いていけないこともあったが、その後に誰かが要約してくれるので置いていかれることはなく、むしろ僕には丁度気持ち良いテンポ感だった。庵野さんの、全員の名前と役職をいちいち字幕出してくれるいつものやつがこの作品のテンポでも付いていけた要因のひとつだ。

主演の長谷川さんはこれまであまり作品を観たことがなかったが、超豪華出演陣の主役を張る器を持つ素晴らしい役者さんだった。
石原さとみさんもめちゃくちゃ英語がネイティブで驚いた。彼女が味方になってくれると心強いと思わせる演技だ。
市川実日子さんのキャラも好きだった。
あの対策本部は心強い。それまでのモタモタした内閣の動きを見た後だから尚更。そうか、そこで緩急を演出したのか。
良いチーム、駄目なチーム、リーダーのあるべき姿などを教えられた気がする。対策本部の皆の頭の回転の速さを、心から尊敬する。

涙とかそういうのはないけど、最後ゴジラの動きが止まったときには家で1人で小さく声を出してガッツポーズをしてしまうほどに、のめり込んで、一緒に戦っていた。そのことだけで、どれだけ良い作品だったかということがわかる。
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