圧倒的な恐怖と、そこに深々と降り積もる絶望感!もう絶句!参った!
「あ゛ーーー…」って声を押し殺すのに難儀した!
日本特撮映画の遺伝子が現代に進化した今、この時、私たちは日本の未来を真剣に考える時が来た
もう、これは、全国民に課せられた夏休みの宿題です
原爆の事
敗戦の事
憲法の事
防衛の事
そして
災害の事
原発の事
戦後は続く
敗戦国というレッテルも続く
雁字搦めの防衛問題もまた続く
原発だっていつの間にか稼働していく
全ての事柄が一つに繋がって「現代社会」を作り上げている、そしてその「現代社会」の闇の塊こそ、ガッジーーラなのだ
この目!
この手!
野村萬斎のおどろおどろしい大闊歩
その、あまりにあまりな生々しさは、さすが「変な声の」庵野さん(言わんでいい)
群像的な家族ドラマを一切排除して、ドアップのおっさんが(緊急対策的)政治トークをただただ繰り広げるという、この潔いとしか言いようがない個性的な構図の中で、余貴美子の「やっちゃいますよ」な奇妙なアイメイクと、石原さとみの「舌妙」な滑舌が所々でスパーク♪
でもって片桐はいりのおにぎり攻撃w
なんか変に吹き出してしまいそうになるけど、昭和のお化け屋敷的な恐怖と寒気、そして「喝!」をビシビシ感じた
現代日本への警鐘
そして
被爆を知る日本としての答え
映画的な原動力と
メッセージの発し方がとにかく秀逸!
そう・・・
もう「ゴジラ」はそこまで来ている・・・