まさに"シン"と唱うのに相応しい日本映画。
ゴジラ映画としての"シン"はもちろん、
日本映画としての"シン"と言っていいのではないでしょうか?
怒濤の会話劇とゴジラの過程は、
本編が119分あったとは思わせないほど。
30分くらいの短編をみた気分。
平和ボケした現代日本が直面する危機。
戦後日本をすっかり忘れ去られた今、
本気で日本の存続に向き合い
団結することなんて不可能だと
思っていました。
しかし、そうではない。
今の日本だからこそできる立ち向かい方がある。
ゆとりだとか、
平和ボケだとか、
確かにそうかもしれないが、
その中でも日本人は順応し進化してるんだ。
シン・ゴジラ
と
シン・ニホン
の両方を観た気がします。
素晴らしいのは、
シン・ゴジラはフィクションだが、
シン・ニホンはノンフィクション。
米国映画はマーベルで母国愛を象徴し、
日本映画はシン・ゴジラで母国愛を象徴するんだね。
第5形態がその姿を現す日に
また日本を見せてやりましょう。