おいたん

シン・ゴジラのおいたんのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
5.0
まさに"シン"と唱うのに相応しい日本映画。

ゴジラ映画としての"シン"はもちろん、
日本映画としての"シン"と言っていいのではないでしょうか?

怒濤の会話劇とゴジラの過程は、
本編が119分あったとは思わせないほど。
30分くらいの短編をみた気分。

平和ボケした現代日本が直面する危機。
戦後日本をすっかり忘れ去られた今、
本気で日本の存続に向き合い
団結することなんて不可能だと
思っていました。

しかし、そうではない。

今の日本だからこそできる立ち向かい方がある。

ゆとりだとか、
平和ボケだとか、
確かにそうかもしれないが、
その中でも日本人は順応し進化してるんだ。

シン・ゴジラ

シン・ニホン
の両方を観た気がします。

素晴らしいのは、
シン・ゴジラはフィクションだが、
シン・ニホンはノンフィクション。

米国映画はマーベルで母国愛を象徴し、
日本映画はシン・ゴジラで母国愛を象徴するんだね。

第5形態がその姿を現す日に
また日本を見せてやりましょう。
おいたん

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