このレビューはネタバレを含みます
庵野さんが特撮好きなので、全体的な演出がもうウルトラマンなところがツボりすぎて、終始ほくそ笑みながら鑑賞。
いちいち効果音がウルトラマン。
破壊音、倒れる音、熱線の音。
もう愛でしかないですね。
特撮愛。
アオイホノオを見ていたので、特にその辺りのバックグラウンドがフラッシュバックw
コピーである現実vs虚構。
ゴジラ以外は徹底してリアリズムを追求したそうです。
なのでやり取りや会話が嘘っぽくない。
またそこにお役所的なセリフが被さって、またここでもほくそ笑んでしまう。
ゴジラは虚構という位置付けなので、これがまたもうちょいリアルに作れたはずなんだけど、仕上がりがウルトラマンの怪獣なんですよww
嘘くさい!!
まるで塩化ビニルで作ったおもちゃのよう。
いいのか?
しかし、これは狙いだからいい。
旧ゴジラをしっかりと思い起こさせる感じだ。
極め付けは音楽!
エヴァの音楽が流れるんですよ。
会議の場面で!!
ほくそ笑みまくりですよ!!www
なんだ。
これ、ゴジラだけどエヴァじゃん。
エヴァの実写じゃん。
実写でエヴァ撮ったらこうなるんだろう。
てことはゴジラが使徒か。
いや、違う。
使徒がゴジラで、エヴァがゴジラなんだ。
そう。もうエヴァは影響受けまくりなんだな、と否が応でも感じてしまうんである!!
急速な形態変化をするゴジラ。
第二形態は登場した瞬間に吹きそうになったww
なんじゃこのビジュアルwww
インパクトすごすぎ。
そもそも観てる時はこれがゴジラなんだっていうのがわからないので、コイツとゴジラが戦うのかな?とすら思ったw
3.11を踏まえ、ずっと海に垂れ流されている放射能。
それがいつしか生態系に大きな影響を及ぼし、ゴジラが生まれることは否定できないのではないか?
とにかく未曾有の災害という視点で見た場合の、圧倒的な都市破壊のビジュアルは現実とまごうほどだ。
見慣れた風景がハリウッド映画にはないリアル感を醸し出す。
自衛隊が本気で武力行使すると、どうなるのか。
その辺りの徹底したリアリズムも目を見張る。
最後のバトルは虚構感爆発!
ブホォッww
ダメだ。ニヤニヤが止まらないww
電車爆弾とかww
必要なくねww
画的な虚構にはニヤニヤしつつも、ゴジラという虚構が現実になるのではという恐怖。
エンドロールで流れる、ゴジラのテーマがオリジナルそのままなところも良かった。
世界よ、これがゴジラだ!
と言わんばかりである。
んだけど、お話的には特に目新しさはない。
現実と虚構を体感するドキュメンタリー映画ですね。
シン・エヴァへの期待が高まった。
ていうかまたエヴァ観直したい衝動に駆られている。