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シン・ゴジラのhaluのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
3.7
政府各省庁の指揮系統(の形式主義的なグダグダ感)や外交戦略(のアレコレ)が、実際はどうか知らないけど、いかにもありそうなリアリティがあって楽しめた。
街の破壊シーンも迫力があった。東京都民だったら街並みのシーンをさらに楽しめたかも。
なんやかんやで日本在来の設備や技術で乗り越えるストーリーも良かったと思う。

邦画をあまり見ないせいか、最初の会議シーンが見事に男性ばかりなのに気持ち悪さを感じたし、政治家たちが進退を語るシーンも理想だけでは生き残れない政界の汚さが垣間見えて、良くも悪くも日本を描いた映画だと思った。
ハリウッド映画みたいな大雑把に派手にやって何故か皆生き残るような話ではなく、かなり設定も細かく現実的に描かれていると感じた。
娯楽として楽しめる映画であり、この時世ではなかなか考えさせられる部分もある。
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