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信長協奏曲のasadaのレビュー・感想・評価

信長協奏曲(2015年製作の映画)
4.5
久しぶりにエモい映画見れた


500年前と比べてこんなに生活が変わったのか

技術は進歩し、都市の発展とともに経済は確実に成長している

それと共に我々は幸せになっているだろうか、
どうしても昔よりも今の時代の方が不幸せに思えて仕方がない


つい80年前まで世界大戦の渦中にいた日本
平和を願いながら死んで行った若い命


その平和が、少なくとも今の日本では、存在している

しかし、現代の人々は、他人と比べ、他人を陥れ、他人の不幸を喜び、他人の幸せを妬む
とても平和な世の中だとは思えない


これが信長の作りたかった和平の世の中なのであろうか


人間はいつの時代も浅ましい
欲望に溺れ、自分に無いものを必要以上に欲する、それゆえ身を滅ぼす


「足るを知る」
紀元前より幸せの正解は出ている
それに気づかぬ者が短絡的な幸せのために人生を滅ぼす


結局、信長を取り巻くこの物語も
他人と比べ、他人を妬み、他人を征服することで幸せを得ようとしている

そんなものは幸せでは無い


正義は人の数ほどあるが、幸せは、時代、人種、性別を超えていつも同じである


自分が大切だと思う人を、
幸せにすること


これを超える幸せは絶対に存在しない
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