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杉原千畝のはらのネタバレレビュー・内容・結末

杉原千畝(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

杉原千畝
外交官
昭和30年 日本は杉原の存在を認めていない。
リトアニア人は杉原千畝を探すのを諦めない。

ソ連のスパイに襲われる。イリーナに助けられる。
杉原 19歳で満州に渡りハルピン学院で学び対ソ連の知識を積み上げた。
明治維新以降 日本の仮想敵国は常にロシアソ連
満州鉄道は生命線 機関車
モスクワに行くためならなんでもする。
イリーナ ロシアは戻ってこない。ソ連になったから。
ソ連が日本の機関車を盗み出そうとする。
関東軍がロシア人を銃殺。
今の満州国は関東軍の満州国になっている!
杉原辞表。辞めさせない。昭和10年日本に戻る。
モスクワへ赴任のはずがなくなる。ロシアのビザがおりない。
杉原は共産主義を確認したいのでモスクワへ行きたかった。
母校ハルピン学院の教え 人のために
岐阜出身 早稲田に入ったが学費払えずハルピン学院に。
世界を知れば日本をもっと良い国にできるはず!
世界を変えたいと常に思っている。

菊池の妹

リトアニアへ赴任が決まる。昭和14年。
リトアニアでは英語、フランス語通じない。ロシア語は拒絶されている。
独ソ不可侵条約

ペルソナノングラータ 杉原のドイツとソ連の呼び方
日本の友好国ドイツ、親日の国ポーランド
ポーランドは独ソによって分裂
杉原はポーランド人ペシュを運転手に雇う
ソ連 ポーランド侵攻で次はフィンランドを狙っている。
独ソの狙いは東ヨーロッパを分け合うことだろう。
日本は日独伊で三国同盟を結ぼうとしている。

なぜ日本はドイツと?
植民地となったアジア諸国の解放こそが、東亜のリーダーたる日本の責務。
三国同盟締結でアメリカやイギリスが日本に手出しできなくなるという考え。
ヒトラー総統率いるドイツは無敵だろう。
ドイツと手を組めば日本は安全。
あとはソ連の情報が必須。

ポーランド侵攻
ユダヤ人迫害
フィンランドも堕ちたいま次はリトアニアに侵攻始まる。
鳥でさえ帰る場所がある。空が飛べればなあ。

オランダはすでにドイツに占領されている。
ビザ問題。
お金さえあればソ連は通過できる。
目的地さえあればよい。オランダ植民地のキュラソーを目的地にすれば、、、!

イリーナに友人のビザを頼まれる。
ソ連はシベリア鉄道で働くという名目でバレないはず。

ユダヤ人みんな通過ビザが欲しい。
リトアニア日本領事館もロシアにおちそうになっている。
日本政府はビザ発給は認めない。
勝手なビザ発給は外交官人生を終わらせる。家族が狙われるかも。

2週間後 リトアニアはソ連に正式に併合される
領事館もなくなる。

オランダ領事
ソ連に併合されれば、リトアニアの人々は絶対に出国できない。その前に出さなければ。
オランダ植民地のキュラソーに飛ばそう。
日本の領空を飛ぶため日本のビザもいる。
日本のビザの条件は厳しい。渡航費、滞在費持っている人でないとだめ。

杉原千畝は世界を変えたいと常に思っている。
たかが紙切れ1枚のことだ。
怪しいパスポートの女性にもビザ発給。
日本がビザの大量発給に気づいた頃には、もうこの領事館はない。
これは移住ではない。逃亡だ。早くしろ。

領事館閉館。
その後もホテルや駅でビザを発給し続ける。
救った命のリスト

昭和15年9月 杉原千畝はベルリンに赴任。
日独伊三国同盟締結。
ドイツはいずれソ連との不可侵条約を破り攻めるだろう。ヨーロッパ独り占めしたいはず。

日本に続々と難民がくる。
日本経由アメリカ行き
人のお世話にならぬそう。人のお世話をするよう。報いを求めぬよう。

昭和16年6月22日 ドイツはソ連へ侵攻開始。
ユダヤ人600万人虐殺。

2時間ずっとスーツ姿でいまの生活姿とそこまで変わらない。こらは戦時中の話だ。戦争は大昔の話ではない。最近あった出来事なのだと思わされた。

杉原の発給ビザで救われたユダヤ人は世界中に散らばり、いまも血が繋がっている。4万人。

杉原千畝は外務省を追われ小さな貿易会社で働く。
1986年永眠。
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