杉原千畝の作品情報・感想・評価

「杉原千畝」に投稿された感想・評価

一外交官としては間違った事を行なってると言えますが一人の人間として見るなら彼は最も偉大なる事を行なったと思います。

ヨーロッパで迫害されるユダヤ人を己の将来や立場を捨てて救う。杉原以外の人だったら果たして本当に出来たであろうか...そう考えると彼のした事は勇気ある行動と思えてきました。
また杉原だけでなく彼の妻や子供、現地の領事館で働く人々の協力や杉原への共感もあったからこそ出来た事であったと思いました。
自分の意思決定の拠り所を何に置くか
どれだけ対局に物事を捉え、どの立場で自分の行動に意味付けをするのか

彼の言動は「大日本帝国」という枠組みで捉えると、完全に反逆にあたり、許されない行為である。

しかし「人類」という視点で捉えると非常に尊く、素晴らしい行為である

法で捉えれ裁かれるべきだが、
倫理で捉えれば賞賛されるべきである

多様性、変化が増す社会だからこそ、物事を単純化せず、多角的に理解した上で自分の立ち位置を定め、打ち手を打つことが重要である。
QTaka

QTakaの感想・評価

3.5
この伝記映画は、面白い。
スクリーンにかぶり付きで観たくなるほど面白い。
それは、今の日本では思いも寄らないほど、ダイナミックに動いた時代のことであるからかもしれない。
そして、杉原千畝と言う人が、その時代に有って、流されずに生きた人であったということが、今この時代を生きる私に響くのかもしれない。
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歴史映画、伝記映画のたぐいは、大概面白くないのだけど、どう
してなんだろう?
たぶん、今のこの時代は、どんな時代よりもつまらないと思う。
とすると、どんな時代を取り上げても、面白い映画になるに違いないと思うのだけど、なかなかそうは行かない。
でも、それぞれの時代を精いっぱい生きた人の物語がつまらないってことは無いし、その人が生きた時代を描いた映画なら、その人を中心に様々な人々の生きた姿がそこに有るはずだ。
この映画には、主人公「杉原千畝」がどんな時代を生きたのか。
その時代を千畝と共に生きた人々の生き様もふくめて描かれている。
激動の時代を、人々が生きたことをはっきりと目に焼き付けてくれる。
ユーラシア大陸を跨いだスケールの大きな物語の前に、唖然としてしまうのだが、実に面白く見られる映画だ。
もちろん、第二次世界大戦、特にヨーロッパ大陸における戦争に詳しくなくても、十分みられる、易しい映画でも有る。
一方で、ひとりの人間の生きた姿も描いている。
杉原千畝とその家族の姿もそこにはある。
あるいは、千畝と共に多くの人々を助けようと奮闘した人々の姿も見られる。
小さな繋がり、一人ひとりの姿がそこに有る。
時代と、その中で生きた家族、人々、そういう小さな姿こそ、丁寧に描かれるべき歴史の事実なのだと思う。
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この映画を観たのは2017年の夏だった。
その頃、この映画の舞台にもなった、リトアニアのカウナスに有る、元の日本領事館の建物が話題になっていた。
そう、この映画の舞台は、まだきちんと現存している。
話題は、その建物の老朽化のことだった。
日本の塗装職人『塗魂インターナショナル』が建物の外壁の塗装や修復を行おうというクラウドファウンディングを行っていた。
映画で見た直後でも有り、そこがどんな歴史の舞台であったのかを考えると、このプロジェクトの意味の大きさを感じた。
日本人が、世界の各地で活躍していることは今も昔も有ることなのだろうと思う。
私にはそういう経験も仕事も無いけど、そういう人、そういうことを支えることが少しでも出来ると良いなと思う。
ということで、当時、クラウドファウンディングに出資したのを思い出した。
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過去の歴史を振り返ると、様々な人々の姿が浮かび上がってくる。
そして、その時代の風景を広く見渡すことが出来る。
でも、今の時代を見渡して、何が起こっているか理解することは、あるいは観ることすら、実際には叶わない。
今のこと、自分のことはなかなか分からないものだ。
だからこそ、こうして、歴史に学ぶことが大切なのだと思う。
そこには、今の自分に不都合なことや、いやなことも有るかもしれない。
でも、そういう失敗や、敗北、間違いから学ぶことが大切なのだと思う。
杉原千畝が、なぜ困難な現実に直面しなければならなかったのか。そのことから学ぶことが有るだろう。
一方で、杉原千畝のように現実を見通して、行動出来るかというと、それは私には叶わないことだろう。
でも、そういう人がそこにいたならば、何かその人のために行動出来るかもしれない。
と、妄想を巡らしながら、また歴史映画を観たくなるわけだ。
denil

denilの感想・評価

3.5
杉原千畝という日本が誇る(個人的感想)の功績が描かれています。ユダヤ人を助けるために己の中にある正義を貫いた点に彼の人間性を知り、また、非常に主体的に仕事に向き合う姿勢を見習いたいと思いました。
帰るところがないって表現できないくらい不安な気持ちになるだろうな。
どこ行っても命の危険があるって、、

あの時代にもまともな人がいてよかった。
そして、千畝さんは戦うことが出来る人で良かった。可哀想と思っても手を差し伸べるか差し伸べないかでは大きな違い。偉大だなぁ。
hiro69

hiro69の感想・評価

3.5
もう少し、千畝さんの心情を映画で描いて欲しかった。
どんな人だったのかをざっくり知れた。
Kotone

Kotoneの感想・評価

3.7
難しい歴史のこととかわかんないけど、
あれほどに心のこもったありがとうを何百人、何千人の人々から言われる人ってほんとに偉大!

日本人の誇り🇯🇵

めっちゃ勉強になる映画でした
ErnieHoyt

ErnieHoytの感想・評価

3.0
多分若い世代の日本人も知らない、この映画の主人公。実在した人物の話「杉原千畝」を見ました。この映画で世界がもっと知られたかも知りませんが、彼は2000以上のユダヤ人の命を救った人です。日本のオスカー・シンドラーと言える。世界にこういう人がもっといれば、世界が平和になるかも知りませんね。
杉原千畝について知りたいなと思って鑑賞しました。ストーリーを完全に鵜呑みにする訳ではないが、杉原千畝の人物像が伝わってきた。
人それぞれだと思うんですけど、こーいう歴史映画の中に分かりやすくカタルシスを生むような仕掛けがあるのは、僕としてはあんまり…って感じです。
けど、面白かったです。
るみる

るみるの感想・評価

4.3
観てる間ずっ〜と胸が苦しかった。

人の命が尊重されない狂気の時代に、あれだけのヴィザを発行する決断ができるなんて、杉原千畝はブレない強い人。
門前で待ち焦がれていたユダヤ人へヴィザを発行すると告げたときは、体が震えた!

「たった1枚の紙切れ」だけど、その紙切れこそがユダヤ人にとって命そのもの。この人たちが生き延びられたことが本当に良かった!

ヴィザを受け取るときの想いのこもった「ありがとう」は、心にズシッと響いた。

パスポート偽装とわかった母子に「これが必要なんだね?」とだけ問いかけ、ヴィザを発行。
絶望の淵で力尽きかけながらも必死に堪え続けていた母親の顔に、微笑みが浮かんで希望の光が灯った。
ただヴィザを発行したのではなく、命を救いたいという杉原千畝の想いがすごく伝わってきたこのシーンが一番好き。感涙。

それにしても戦争モノは胸が痛む…。
国が違おうと肌や目の色が違おうと、心はみんな同じなのにね。


【自治三訣】
人のお世話にならぬよう
人のお世話をするよう
そして報いを求めぬよう
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