ちゃき

ファイナル・デイのちゃきのネタバレレビュー・内容・結末

ファイナル・デイ(2014年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

隕石にゾンビって、これどっちかにした方がよかったんじゃないの。

ネイトの彼女が死んだあとゾンビ化した時のメイクなんかは悪くないし、スコットが友達の車のカギを取りに行った時、ドアの窓越しに見えるゾンビもいい感じに怖い。
なのに、なんか物足りない感しかない映画でした。

車で海岸沿いに逃げることを決めた主人公たちですが、なんかいつまで経っても車が手に入らないし、駐車場にばっかりいるし、もういい、車はあきらめて走れ!!みたいな気分になります。とにかく駐車場ばっか!

あとキャラクターがみんな微妙。悪くはない。でも中途半端。主人公は別れた女にしつこく執着してるし、主人公の弟のターナーは隕石が降ってきてる時点ではお調子者のバカキャラだったのに、仲間の彼女がゾンビ化した辺りからそういうのが全然なくなるし、スコットも医者じゃなくて獣医なんだぜ!っていうおいしい設定持ってるのにあんまり活かされてない。真剣なゾンビパニックものにしたいんだろうか。それなら別にお笑いキャラいらないだろ、せっかくのキャラがもったいない!

それと仲間たちがみんな自己犠牲が過ぎる。「お前ら先に行け!ここは俺が食い止める!」みたいな感じでネイトもターナーも立ち向かうんだけど、全員で全力疾走すれば逃げられたんじゃないの?みたいな印象が否めない。でもこれは隕石の煙によるものなのかなー。狂暴化するっていう。逃げるより立ち向かいたくなるの?

あと、セリフも「俺は獣医だぞ!」とか「シートベルトをしろ」とか、くすっと笑えるものがあるのにうまく活かされてない。緊迫したシーンに入れるお遊びセリフのつもりなんだろうか、そんなつもりはないんだろうか。意図がよく分からん。

結局、自分がフラれて辛い時にそばにいてくれた仲間たちを犠牲にして、自分を捨てて権力に固執するタイプのクソ野郎と付き合いだした元カノと逃げるって最悪のオチだぞ!なんだこれ!この女のどこがいいんだ?!命掛ける価値ある?!もういっそ全員DEADエンドの方がよかった!!!


っていうのを去年ブログに書いてたから一部こっちに引用。
ちゃき

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