アキヤマ

ディオールと私のアキヤマのレビュー・感想・評価

ディオールと私(2014年製作の映画)
3.4
洋服、ファッションに全く興味ないけどそれでもきれい!カッコ良いと思う洋服を作り続けるディオール。

オートクチュール直前の緊迫感は手に汗握るしラフのデザイナーとしてのこだわり、ベテラン針子のそれを実現する技術と執念。

会場も花で埋め尽くすというとてつもない費用と労力をかけて作り上げるオートクチュール。
その成功に向けて携わる人たち全員のプロ意識が最後のランウェイのシーンで昇華されるシーンはドキュメンタリーながら、作り上げられたフィクション映画を見てるくらいの感動だった。

個人的ベストシーンは針子のベテランたちがおめかしして、オートクチュールに参加しながら『私たちには不釣り合いね』って笑い合っているシーン。格式高いディオールのオートクチュールもこうした職人たちが支えているし、仕事中の厳しい表情から一転して楽しそうな表情が良かった。