※スコア感想共、完全にわたしの主観的なものなので、気にしないでください
岡田将生、生田斗真、松坂桃李など、美しくも実力のある（ように私には見える）俳優陣。
正直、すっごく楽しみにしてました。エグいのとかそれなりに覚悟して。観れない部分もあるかな、とか思いつつ、それでも観たかった。
蓋を開けてみたら、ものすごい考えなきゃいけないストーリー構成と、「さっきのは一体なんの伏線だったんだ…？てか伏線じゃなかったのか…？」「こんなこと言ってたっけ…？」「え？ん？なんだこれは…？」の連続で、兎にも角にも疲れました。
ぼーっと、何も考えずに観る映画も好きですが、練られたストーリーと劇中の意味深なキャストの表情を観てしまうと、様々な考えを巡らせてしまうタチの人間なので、なんかもう訳が分からず置いていかれてしまったような感覚になりました。
帰ってきて早速原作の漫画を読み始めたのですが、脱線ではクスッとするところもあり、本筋は悲しみとか切なさとか愛情とか、なんか色んなものが入っていて素敵な原作なんだなぁ、と感動。
それだけに映画であんな感じになってしまっているのがなんだか本当に残念、といった感じでした。
ただただエグくて、劇中3割くらいはを目をつぶってました。貝沼のシーンとかほんと………。
もっとバディームービーっぽい仕上がりにしてもらえれば、私なんかでも楽しめたんじゃないかと勝手に妄想。主要キャラの薪と青木の絡みが若干少ないから、お互いをお互いに信頼したり、お互いをどう思っているのか、という部分がほとんど読み取れなかった。
すっきりした終わり方を望むような映画の見方をする人には、ちょっとお勧めできないかな。（一緒に行った妹と、上映後「あれはなんだったの、どういうことだったの」合戦が止まりませんでした。）
制作側の意図が読み取れない、というのはこんなにも辛いのか、と思った。
岡田将生、生田斗真がうつくしい、それだけの映画、と私には映りました。
