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秘密 THE TOP SECRETの星のネタバレレビュー・内容・結末

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

原作マンガは、好きなマンガベスト10にはいるくらいに好き。
アニメもがっかりだったけど、映画もがっかりだった。

扱っているのは、原作で大号泣した露口絹子の事件がメイン。そこに貝沼の事件も絡めて来ている。そのため盲目の少年のエピソードがごっそり削られていた。大号泣シーンは残されていたものの、少年のエピソードがなかったため思い入れもないし、その映像の意味もすっかりかわっていた。
少年を大切に思う犬がどれだけ少年を好きだったのか。一途に少年を慕う脳の映像の美しさに自分は泣いたんだよ。そして世界は美しいと思ったんだよおお。
いろんな人の幸福な表情も悪くないけど泣くには至らないよ。そして、このマンガは残酷な事件の裏の、美しい気持ちややるせない思いがよいんだよおお。

そして、もっと大問題が青木の描かれ方。なんかインテリぶって自信満々でいらっしゃるけど、青木はそうじゃないんだよおお。ちよっととぼけた大男でやる時はやる男なんだよ。薪さんのためなら自分の命すら危険に晒しちゃうんだよ。

斗真は好きだけど、薪さんももっとかわいいひとがよかった。

鈴木が松坂桃李だったのだけはよかった。
あの3シーンがこの映画の見どころ。そして、それ以外はいらないくらい。

あと絹子ももっと美人がいいなと思ってたんだけど、見てるうちに不思議な魅力がでてきてよかった。妖しげな感じの視線がいい。ただ演技はひどい。

冒頭の全裸の人は褒めたい。
あのシーンを演じるのはつらい。1人だけ全裸。

なんか貝沼はじめ、キャラクターの解釈が自分と全然違いすぎた。

秘密は映像化が難しいのかな。

だいたい死体をまるごと冷凍保存する意味がわからない。あの変な機械は何。そこだけ50年前の機械かよ、と思った。

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