あすか

母と暮せばのあすかのネタバレレビュー・内容・結末

母と暮せば(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【1回目】
2015.11.19 試写会(よみうりホールにて)
完成披露試写会よりもはやく一般の人が観れる初めての試写会が当たったので行ってきました。

原爆で死んだ息子が3年後亡霊となって母の元へひょっこり現れるというファンタジー作品。
原爆、戦争がテーマだったのでファンタジーと言ってもとても悲しい作品なのかなと思ってたが、登場人物が魅力的で笑えるところもたくさんあった。
泣いたり笑ったり泣いたり笑ったり泣いたりの繰り返し。
戦争の映画が苦手な人でも観れるような作品だと思う。
また、色んな世代の人に見て感じて戦争や原爆のことについて考えてもらいたいと思う作品でもあった。
ひと足早く観る事が出来て本当にうれしかった。

【2回目】
2015.12.12
初日舞台挨拶のライブビューイング付きの上映を観に行ってきました。
初日舞台挨拶で監督、出演者の方たちの暖かい雰囲気がたくさん伝わってきた。

2回目の母と暮せばだったが、1回目の時よりは泣くのも抑えられて…
試写会の時に泣き腫らして頭も痛くなって大変だったので、今回はきっと体が泣くのは少しにしときなさいと言ったのだと思う。
でも終盤はやはりずっと泣いてた…。

あと今回は劇場内に笑ってはいけないのではというような空気が漂っていて、試写会ではすごく笑い声がたくさんだったシーンも静かな時が多かった。
ちょっと残念…。

2回観て改めて思ったが、舞台的な演出が多いので舞台でも観たかったなと。
そして浩二の表情がとても好きだなと。

で・・・エンドロールの映像がとても怖いです・・・
1回目も思ったけど、改めて怖くて怖くて。
後他のレビューにもあったが所々のCGがあまり良い印象ではない。
原爆が落ちるところはすごくこだわってるのもメイキング観て知っていたしすごいと思ったが、他を雑にしすぎてる気がした・・・。
指揮してるシーンも好きじゃない・・・。
また回想シーン、普通に撮って欲しかった。歌うところとか・・・ちょっと違和感が。

【3回目】
2015.12.17

【4回目】
2016.01.25
丸の内ピカデリー フィルム上映
久々のフィルムで観ることが出来て良かった。フィルムによる画の柔らかさ、優しさが好き。


【余談】
何度追記するんだと思われそうだけど、きっともう読んでる人もいないでしょう!だから良しとしよう!!

二宮和也さんがこの作品でキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、日本アカデミー賞優秀主演男優賞に授賞(;_;)!
私は二宮さんの一ファンなのでもう本当にこんな嬉しいことは他にはないと思うことなのですが……私はこの作品での演技のほんの2セリフなのですがあまり好きではない箇所がありました。
あるセリフ2箇所のイントネーションがとても不自然に思えてしまって。どうしてもそのシーンを見る時はああ…と思ってしまいます……。
山田洋次監督の指導なのか、二宮さんの演技が変わったのか。私には分からない事ですが、本当にそこだけが少し残念でした。
けど、2人の親子の雰囲気や優しい表情。たくさん笑う姿。涙する姿。どれも本当に素敵でした。その不自然に思ってしまうシーンを除くと大好きな演技がたくさん詰まっています。
授賞、本当におめでとうございます。
あすか

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