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母と暮せばのUskeのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.7
長崎への原爆投下で命を落とした青年(二宮和也)が、三年後の命日に母(吉永小百合)の元に幽霊となって現れる。

まあその時点で現実味のある話ではないが、そこまでの情報しかなかったので、どういうストーリー展開になるのかを楽しみにしていた。

映画の大部分は母と息子(幽霊)との会話で、その会話内容についてなんとなく違和感を覚えたが、核心の部分に触れるまでが長いのでそう感じたのかもしれない。(或いは単に長ゼリフが多かったからか。)

また、ときおり映画ではなく舞台演劇を観ているような感覚に陥った。

でも、泣かせる場面も多かった。特に本田望結の場面と黒木華の報告の場面(の吉永小百合)はかなりグッときた。

途中から、どういうラストになるのかばかり気になっていたが、息子の幽霊と母が主役のストーリーなので、まあこういうラストもアリなのかなと思えた。
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