むささび

母と暮せばのむささびのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.6
よくある映画やドラマの台詞のようにカッコつけた表面的な言葉ではなく、かといって、日常生活で使われる自分や他人に気を使った表面的な発言でもない。

登場人物の発する言葉はなんのフィルターにも引っかからずそのままストンと筒抜けになったような、彼ら自身の思いをそのまま覗いてるような不思議な感覚になるセリフが多かった。

浩二にとって母親は絶対的な存在だけれど欠点も知ってて、尊敬してるけど少し心配で、私自身の母親と浩二の母親は決して似てないけれど、自分自身の中にある母親という存在価値というのか存在意義というのか存在感みたいなものが似てるなって思った。
きっと多くの人は浩二と同じような母親像を自分の母親に対して持ってるんじゃないかなって思った。
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