やよい

無垢の祈りのやよいのネタバレレビュー・内容・結末

無垢の祈り(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いじめ、虐待、レイプ

生きていることに絶望するし、
殺すほどの力もない。
死ぬほどの勇気もない。

殺してほしい。

正直、祈ったって何も変わらない
けど、祈るしかなかった

無差別に人を殺しては
肉を剥いで骨を持ち去って身元を判らなくするシリアルキラーがヒーローに思えるほど
この世界が地獄だった

苦痛を味わいながら生きていくより、
死んでこの先の未来すらも無かったことにする方がよっぽどマシ
死は救済

前世で悪いことをしたから、虐待される。
そう思わないといけないから、そう思い込む

ただただ暗くて、自分の幼少期と重ねる部分があって、
泣いてしまった

他の方はラストシーンを救いと言ってるけど、
私はやっぱり救いではないと思う。
うまく言葉にできないけど、死ねてよかったじゃんとかそういうことではない。
死んだからといって今までの苦痛がゼロになったわけではない。
また輪廻して絶望の繰り返し。
生まれてきたことこそが罪だった。
生まれてくるんじゃなかった。


いい意味で二度とみたくない。
子役の子がトラウマにならないことを願う
やよい

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