Oiwo

無垢の祈りのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

無垢の祈り(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
この世のどろどろした気持ち悪い物を全て詰め込んで煮詰めたような内容。
これはDVD化は難しいだろうなと思ってしまった。
そして、何の前触れも無く、突然の解体シーンは笑った。
あと、こんな演技を女の子にさせて、精神的に問題無かったんだろうか?と心配。
確か、韓国映画のトガニは、どんな演技をしてるのか少女が分からないように配慮して、少女の精神常態に細心の注意を払いながら撮影していたはずだけど、これは、直接、少女の足とかに触ってるし、大丈夫なのかと心配してしまう。
サイコパス殺人鬼が救世主に見えてしまうって、なんてことだと。
無垢の祈りが最後、殺してくださいって辛過ぎるだろうと・・・

【ストーリー】
小学生の10歳のふみは、学校でおばけといじめられていた。
工業団地に住むふみは学校帰り、変態のおじさんに足を触られ、性液をかけられる。家に着くと、義父と母がいて、DVを受けていた。
そのあと義父とお風呂に入る。そんな日々を送っていたある日、ふみは工場跡地を探索していると、人の耳を発見する。その近くでは最近、骨を全て抜き取られる変死体が複数発見されるという、サイコパス事件が発生していた。
突然、描写は変わり、その犯人が生きている人間を解体しているシーン。内蔵は動いていながら、肉を削がれていた。
そして、ふみは工場で遊んだあと、夜家に帰ると義父が寝ていた。母は仕事に行っていなかった。
義父はスロットに勝って機嫌が良かった。
一万円を渡され、性的暴行を受ける。
(人形で表現されていて、ふみはそれを第三者視点で見ていた。現実逃避を表現?)
そのあと、母は帰ってきたが酔っ払っていた。ふみは母にどうして、自分たちはお父さんに殴られるの?と。母は前世に悪い行ないをしたせいで償いをしているのだと。
母はカルト宗教にハマっていた。
また工場跡地に遊びに行ったとき、床にチョークで落書きをした。
それはサイコパス殺人鬼に向けたメッセージであった。
それから、別の日の夜、義父は更に別の浮気相手の女性を自宅に連れ込んでいた。更に、その女性は妊娠しているという。
そのあと、ふみは犯人に何度もチョークで会いたいとメッセージを送り続けていた。
工場跡地のトイレで寝たまま、翌朝家に帰ると、母が帰ってきて狂ったようにふみに問い詰める。ふみの足を見ると、ペディキュアの塗られた跡が4箇所。
その数だけ性的暴行を受けたのかと問い詰める。
母は更に叫びながら、義父は過去に少女に性的暴行をして捕まっていると告白。
それを聞いた義父は、後ろからゴルフクラブで母の頭を激しく殴りつけた。
そして、おもむろにズボンを下ろし始めたところでふみは工場跡地に逃げ出す。
そこで待っていると、義父がやってきた。
カッターを取り出し、ふみのパンツを脱がし匂いを嗅ぐ。
子供のパンツは全部布団のような同じ匂いがすると。
カッターであそこを切られそうになった時、ふみは抵抗して義父の目を潰す。
それに腹が立った義父はやり返してふみの目を潰す。
その時、サイコパス殺人鬼が現れ、義父を殺す。
そして、ふみは痛いと泣き叫びながら、サイコパス殺人鬼に殺してくださいと懇願し続けたのであった。
Oiwo

Oiwo