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mid90s ミッドナインティーズのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
タイトルの通り、90年代の雰囲気が凝縮されていた。思春期の時の気持ちとか行動がリアルだった。見ていてノスタルジックな気持ちになった。
締まらない感じの終わり方が微妙だった。

【ストーリー】
13歳のスティーヴィは地元のスラム街にいるグループに憧れていた。
スケボーを始めて、そのグループに入って、少しずつ仲良くなり、サンバーンというあだ名もつけられた。
また、年が離れていて力が強い兄のイアンにもいびられていた。
同じグループ内のルーベンがお下がりのボードを40ドルで譲ってやると言われ、母親
のお金を取れと兄から指示され半強制的にやらされたりした。
ある日、屋根と屋根の間をボードで飛び越える遊びをやっていて、ルーベンはビビってできなかったが、スティーヴは飛んだ。
しかし、スピードが足りず、下に落下してしまう。
その勇気が買われ、他のメンバーから認められていくようになった。
そして、レイがやっているスケボーショップで新しいボードをプレゼントしてもらう。
タバコや酒も飲むようになるスティーヴ。
しかし、ルーベンはそれが気に食わなかった。
ある日、ファックシットから薬をもらい、パーティに参加。
そこで知り合った女の子とセックスをする。
その日の夜、家に帰ると兄から帰りが遅いと怒られるが反抗した。
しかし、薬をしたことが母親にばれてしまい、翌日、いつも集まるスケボーショップに連れていき注意した。
母親に反抗し、落ち込んでいるスティーヴにレイが話しかけてきた。
お前の母親は真面目だなと。
自分たちは、最悪な暮らしをしていて、他の人を見て、マシだと思っているという。
そして、他の仲間たちの話をした。
フォースグレードは誰よりも貧乏で靴下すら買えない。
ルーベンの母親は子供を虐待する。
ファックシットは、最初は夢を語っていたが、今は薬や女とヤルことばかり考えている。
そして、レイは3年前に弟を車の事故で亡くしていた。
その話をしたあと、2人は夕暮れの街をスケボーで走り出した。
ある日、いつもの場所でスケボーをしていると、レイがプロスケーターの人と話をしていた。
ファックシットがラリった状態で乱入しレイはそれに困惑しつつ、離れるように言った。
また、その時、スティーヴがスケボーをしている時、他の人とぶつかり取っ組み合いのケンカになった。
険悪な雰囲気のまま、ファックシットがまたパーティをするからみんなに車に乗るよう促す。しかし、その道中、レイはみんな疲れてるから家に帰すよう指示する。
それに反発したファックシットは運転が荒くなり、事故を起こしてしまう。
スティーヴが重傷を負い、病院に運び込まれる。仲間たちはみんな夜通し待合室で待っていた。
そして、手術は終わり、母親が声を掛けてきた。
スティーヴに会うとレイはお前だけ悲惨な目に遭っているなと笑いかけ、そんなことをする必要は無いと悟す。
そして、最後、フォースグレードが撮影していた(MID90s)というタイトルの映像をみんなで鑑賞した。
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