陽だまりハウスでマラソンをのyのレビュー・感想・評価

病気や介護、老いた親との親子関係、施設入所と老いや最晩年の諸々が描かれていて、結構シリアスな内容。

終盤、物語が大きく動くベルリンマラソンの辺りは少し強引で娘の変化も唐突に感じて違和感が強かったです。途中の施設の若い職員との競争~皆で部屋でお祝いのシーンが好きでした。会話も楽しくて。孤独をワインで流し込むみたいな毒舌のお婆さんが好き。

主人公老夫婦の晩年がリアルで、夫との別れを想像して悲しくなりました。この作品の妻の最期は幸せだったかも‥