このレビューはネタバレを含みます
この、お爺ちゃん。。
迷惑千万かもしれませんがエクセレント💖
歳を取ると失うものが増えていく、
家や仕事、友人、長年連れ添った配偶者。
夫婦揃って年老いて体力は落ちていく、
周囲に迷惑かけたくない気持ちが働き
ただ死を待つだけの諦めという感情が湧いてくる。
身の回りを世話する立場になってみたら、
おいそれと「やってみたら」なんて
軽々しく言葉には出来ないだろうけど。。
この映画をレンタル中、
遠方にいるお爺ちゃんから携帯電話が掛かってきて
延々と退屈な話を聞かされた(笑)
家に引きこもる事が多い私に対し
「たまには適度な運動しろ」とな……
映画とリンクしまくってて思わず苦笑する。
だから言ってやった
「ガラケーやめてスマホにしたら」
ゼッタイに無理で無茶なことを(笑)
お爺ちゃんはグランドゴルフに出発する前に
私の声を聴きたかったらしい。
いつも小言を言われウザく感じる事もあるけど
もう76歳、好きなことやって長生きして欲しい、
小言も有り難く頂戴します愛しいお爺ちゃん。
途中からヘビーな社会派的展開に転がり込むのも
只の夢物語に終わらない重さが感じられる、
これは明るい映画ではありませんでした。
歳を取り若者には見下され可能性を狭められる、
でも人生１度きりしかない、
産まれた時代の違いだけで皆老いていく。
老いも若きにも生きる希望と夢と活力を与える
ドイツ版ロッキーバルボアが此処に居た。
