ザウルス

トランスフォーマー/最後の騎士王のザウルスのレビュー・感想・評価

2.8
目を輝かせて観た一作目から早10年。
そして五作目。
この2000年代以降の続編ブームはもはや当たり前と化し、興行的に当たれば、飽きられるまでひたすら続編を作るこの風潮。
どうにかならないものか。
アメリカドラマのようにハズレたら打ち切りという仕組みも嫌いだ。
シリーズは長くて三作目までが妥当だと思う。

今作、前作の中華色はだいぶ無くなり一安心はしたけど、正直つまらなかったなぁ。
アポロ計画の裏にトランスフォーマーがいたり、恐竜絶滅の原因も奴らのせいだったりと、巨大なスケールの謎が明かされたあとだから、ナチスや様々な歴史にも絡んでましたと明かされても
「ふーん。そうかー。」
レベルで感心が持てず。
もういいんじゃねって感じです。

ポスターにしっかり載ってる三頭龍はまるで空気のような存在感。オプティマスの活躍もラストまでほぼないし、オートボット、ディセプティコンのメンバーの違いもイマイチ分かりづらい。特に地味なカラーのロボットばかりだから尚分かりづらい。
一昨目で良かった所が、もう微塵もないし。

人間キャラも無駄に多い。
黒人助手いらない。
ムチムチ14歳少女も可愛いけど物語的に不要。
冒頭の子供達も不要。
アメリカンジョークも多すぎ。
全然笑えないし。

無駄なものが多くて肝心なものが足りない。そんな映画でした。

最後のアレには、もういいよって思った。

なんだかんだ言いましたが迫力は凄い。水上でのロボットバトル、あれ映像処理が超大変そう。10年前なら無理だった効果もたくさんあるのに、記憶に残らないのが残念。

トランスフォーマーもユニバース化する計画があったようですが本作があまりヒットしなかったからもしかしたら無くなる可能性もあるようです。ただ、バンブルビーのスピンオフは撮影スタートした模様。どうなることやら。
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