ザウルス

ゴジラ×メカゴジラのザウルスのレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
3.6
ゴジラ26作目
ミレニアムシリーズでは4作目。

初代ゴジラの続編という
立ち位置はよくある手だが、
そこに「モスラ」、
「サンダ対ガイラ」も
同じ世界線という
生粋のファンがニヤリと喜ぶ演出。

東宝怪獣映画でお馴染みの
水野久美が女性総理大臣という
重要な役で出演しているからだろう。
といっても、
ストーリー展開上、
モスラやサンダと同じ世界線である必要は
あまりないのだが..笑

ヒロインは当時アクションができる
女優として頭角が現れていた釈由美子。
Wiki情報によると本作撮影時は
精神的なプレッシャーから
体調を崩していたらしいが
見事にやり遂げたというか
一生懸命なエネルギーを感じた。

ゴジラには人間ドラマは不要と
たまに聞くが、
個人的には人間ドラマは絶対必要。
そのドラマが面白くない
ゴジラ作品はたくさんあるのだが、
本作は登場人物みんないい味出してたし、
いい塩梅のドラマでバランス良かったと思う。

初代ゴジラを機龍として蘇らせる
科学者の娘の一言、
「ゴジラなんかより..
どうせなら、ママを生き帰らせてくれたらよかったのにね..」
という台詞には、
命の尊さや、
残されたものの寂しさが表現されてた。

そして中尾彬演じる
総理大臣も格好良かったね〜!
「全責任は私がとる!」って台詞が最高。

ゴジラの暴れっぷりも◎。

機龍が暴走するシーンは
骨格が初代だと思うと色々と
感慨ものがあった。

ミレニアムに出ていた
村田雄浩、

メガギラスに出ていた
谷原章介や田中美里、永島敏行が

カメオで出演していたには
ちょっと嬉しいサービスだった。
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