Itsu

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューションのItsuのレビュー・感想・評価

2.5


ずっとディスってきたけど、終わってしまうとちょっと寂しい。

前作はもはやゲーム関係なしタイトル変えとけレベルだったけど、今回はまぁまぁ無理やりゲーム要素入れといたで感。そういう見世物として捉えるスノーを描きたかったならまだ納得できるけど…。

ゲームではマスコットのように扱われ、戦争ではアイコンとして利用される。戦争のため、みんなのためとは分かっていても、結局客体化されている自分に嫌気がさし、全てを終わらせるべく黙って前線へ。部隊に加わり、官邸を目指したカットニス。しかしその行く手には、スノーが仕掛けた恐ろしい罠の数々が待ち受けていた。

反乱軍のアイコンになる自分と、スノーに躍らされる自分との板挟みになったカットニスが、自分のために終わらせにいくという選択は頷ける。そんな普通の生活を求めたカットニスが、ラストでああいった選択をしたっていうのも納得。ありきたりなラストを想像してたけど、ちょっと一本取られた感。ただ、洗脳されたピータはただあのラストのためだけの伏線だったんなら残念。なんか急に我に帰るし。カットニスの覚悟みたいなところも強調した割には具体的にはなにもなかったし。
振り返ってみると純粋に駆け引きとかがあって1〜2作目の方がハラハラしてて楽しめたかも。
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