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遠い国のtomokiのレビュー・感想・評価

遠い国(1954年製作の映画)
3.7
牛を運ぶ仕事で運んだ町でゴールドラッシュ(砂金)の噂にその話を聞きつけた悪党がその町を乗っ取ろうとするからどうする?という西部劇では普通の話ですが特筆点はロードムービー仕立てでその道中に見渡す雄大なカナダ国境の山々に澄んだ川。雪崩れ等の大自然の猛威。その町での食事や飲み場、クマシチューはインパクトありました。程よいカメラアングルの冴えた銃撃戦。安定感抜群のジェームズ・スチュアートに西部劇の名脇役の相棒ウォルター・ブレナン。凄く綺麗な顔立ちながら庶民性の高いギャップが魅力のヒロインのコリンヌ・カルヴェ。絶妙なタイミングで嫌悪感ある憎たらしさのジョン・マッキンタイアと配役も良いです。最後に色々自己中心的に責任から背を向けてきた主役の葛藤とそれからの脱却もストーリーとしては良い出来です。
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