hal

皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇のhalのレビュー・感想・評価

4.0
メキシコ映画月間①

点数付け難いごりごりドキュメンタリー
軽い気持ちで見始めたら想像を超える死体、武器、血。

麻薬・AK47・残虐さに憧れるナルココリード歌手、現実を知らないアメリカ人のクラブでの盛り上がり、ギャング文化に憧れる若者、50m先の国境を越えた穏やかなアメリカの生活と、
毎日人が死ぬ街で暮らす人々、仲間には舐められたくないと拷問しながらも寝れない日々が続くギャングの若者、死の恐怖にされされながらも郷土愛と生活の為に死体を運ぶ警察官の対比。

子供の死体、切り刻れた肉の塊、死体のほとんどが後ろ手で腕を縛られているのが印象的だった。

なんでナルココリードが流行るのか分からないし、歌手も盛り上がれる大衆も、実際フアレスや抗争の多い町で暮らして身近な人が殺されてもまだその歌を聞き続けられるんかと思った。

"フアレスは暴力と死だけじゃない、
優しさや気遣いのある美しい街だ "
hal

hal