皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇の作品情報・感想・評価・動画配信

皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇2013年製作の映画)

Narco Cultura

上映日:2015年04月11日

製作国:

上映時間:103分

3.6

あらすじ

『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』に投稿された感想・評価

ジャーナリストの言葉「ナルココリードは腐敗の象徴。」身バレ防止で警察が覆面をする街。元ヤンだったおじさんの武勇伝を延々と聞かされてるような、あー時間を無駄にしたなという気持ち。小太りでサングラス、無個性なたぬきおじさん達のナルシシズム🦔
光彦

光彦の感想・評価

3.0
「乱暴じゃない勇敢なんだ」だって。馬鹿な奴。フィクションなら痛い目に合うところだけど、今も元気にやってんだろうか。警察の方はたぶん…元気ではないだろうな、それはわかる。
HxMxYxSx

HxMxYxSxの感想・評価

3.4
エグい死体がモザイクなどもなく容赦なく大写しに出てくるので苦手な人は注意。
南米行ってみたいのだけどもこういう映画とか見るたびに怖くなる。昔Vシネよく観てた時は歌舞伎町行くのが怖かった。行ってみればこういうのは一面だということはわかるのだろうけど。

このレビューはネタバレを含みます

2022年391本目
【あらすじ】
メキシコの麻薬問題を追ったドキュメンタリー。メキシコで一番危ない街の警察官とアメリカでメキシコのアウトローを賛美したコリート歌手として成功している男性に密着してメキシコの光と闇を伝える。

【感想】
普通に死体が出てくるショッキングな内容なので鑑賞には注意。警察が命を狙われるくらいな状況の一方、アウトローに憧れる子供たちもいるという不思議な状況。
ご遺体がモザイク無しで出るので注意。

殺人現場に行く警察官が覆面をしながら捜査するという日本では考えられない光景。
陽気な音楽ナルココリードの歌詞を読んだらびっくらこきます。
殺せ殺せ、お前の子供を拐ってやる、みたいなとてつもなく恐ろしい麻薬組織を讃える歌詞になってます。

後半の子供を殺された母親の悲痛な叫びが脳裏から離れない。
〜とばっちり斉藤和義〜

カルテル万歳!AK-47ぶっ放すぜ!なナルコ・コリード(Narcocorrido)。歌詞のヤバさはともかく陽気な曲調、どこがバラッドやねんとか思うオレが浅かった。叙事詩、口承音楽、破滅的なエンド、等々、でバラッド。曲調関係ないのか。また一つ賢くなった。この調子で200歳まで生きたい。ぼくのエリ。

ヤバいヤバい言うてもこれ10年前だし。
今どうなってんだろ。
高架下に首のない死体がいくつもぶら下がっている…みせしめだ…人の命が軽すぎる街…フアレス…完全に『Sicario』のイメージだけど、あながち間違ってねーじゃん!それが怖いわ。
あきらめ哀愁ポリスのおっちゃん「これしかできんし」ってただただ事務処理、殺されないようにマスク被って死体処理続ける警官人生。泣けてくる。
全世代「現状打破なんて無理無理〜」ムードなんよな。そら若い世代はギャング賛歌に酔うしかないか。

根幹には国の貧しさがあるんだろう。麻薬に変わる産業に見通しがつけば構造変わるんちゃうかな。それもカルテルに邪魔されるんかな。わからん…未来が見えない…
観光大国メキシコ!でもいいのか?でもフアレスは無理筋。

ギャング大物の墓はでかい。それはもはや家であり墓地は一つの街である。
また一つ知識を得た。
「世界で最も危険な街」から世界の縮図が浮かび上がる。これはただ遠い世界の話ではなく、ほんの隣町での出来事なんだ。
でもやっぱり言いたい…フアレスやば!!!
snatch

snatchの感想・評価

3.8
これには四夜も掛かってしまったー🥶
最後の唄に馬鹿やろうだ!ナルココリード🎤🇲🇽ナルコとは麻薬のこと。
なぜ、私はこんな映画を観るのか。現実の知らない事を知りたいから。
ここ最近観たメキシコ映画の魔力に浮かれていたが🤩‼︎この作り物だと言ってくれと願う地獄絵ドキュメンタリー。
もうどうにも救いようがないと背を向け……独りぼっちの国に私もさせてしまう…
2013年の記録であるが、現在もこの国内麻薬戦争は続いている。

ナルココリードとはメキシコの民族音楽で、もともとは文盲の人々のために歴史や物語を語る唄演奏だったそうだ🌵サボテンブラザーズみたいに陽気なリズム🌵
しかし、現代のナルココリードが讃えるのは、麻薬カルテルのボスや犯罪者たち…
歌詞のほんの一部
勇気を持つ者が人を殺せる
乱暴ではない 勇気持つ俺たち
俺は力強く散った 素晴らしい旅立ち
記憶に刻まれる 俺が選んだ生き様
……
アホか⁉︎
この銃を持ち人を殺す側を歌うのがアメリカに住む若いメキシコ系のナルココリードの歌い手。彼はメキシコに住んだこともない!彼の歌に夢中になり、恐いものなしの権力の頂点に立つ麻薬組織に憧れるメキシコの若者たち…英雄気取りの犯罪者たち
アホ!アホアホだーーー‼︎

現状の語り手である警察官の彼の感情を閉じ込めたような生気のない声の正体は、死体を収容しに行くだけの毎日が産んだのだ…
捜査して裁判まで進むのはほんの数件。
犯人を探そうとすれば、自分の命 家族の命が危ない。
同僚も何人も殺されている。
こんな警察や汚職まみれで麻薬カルテルと癒着している政治家には頼れず、一般市民は巻き込まれるのを怯えて暮らすしかない。親は子どもにもこれが現実だと見せざるをえない。

どこまで地獄への階段を駆け下りていくのか
底無し 皆殺し

息子をバラバラにされた母親のあの叫びこそ、唄にするべきだ…


血と対比して、表情を失っている警察官やひんやりとした警察暑室内の色が印象的で記憶に残る映像だと思いました。
ながの

ながのの感想・評価

4.0
メキシコのリアル。
毎日日常の1シーンみたいな感じでどんどん人が殺されていく。
そんな国に生きる警官は、常に自分が殺されるかもという状況で、町の人間には何やってんだお前らみたいなことを言われながら黙々と仕事をしている。
それに対してアメリカで暮らす歌手は、ネットでメキシコ情報を得ながらカルテルを賛美する歌を唄って、悪の生き様かっけーとか言ってる。
薬はやらないとか言いながら、メキシコ旅行に行って、そこで薬やりまくり。
修学旅行かよ……。
なんだかなぁこれ。

殺された市民は普通の墓。
マフィアのボスは超豪華な墓。

絶望しかない世界。
本当に皆殺しのバラッドというタイトルまま。


普通に死体とか、血痕やらがバンバン出てくるので、そういうのが苦手な人は注意。

かなり取り留めがないドキュメンタリーではあるけれど、光と影のギャップの凄まじさとか、日本と比べての異世界感とかが相まって、飽きずに最後まで観ることができたかな。

治安って本当に大事。

エッチなシーンは無し。

2022年154本目
Smoky

Smokyの感想・評価

3.9
世界最大の麻薬消費国である米国を隣国に持つメキシコの麻薬は、同国の石油やアボカドと並んで外貨をもたらす輸出品。もちろんオフィシャルな産業ではないから税金も払っておらず関係者は丸儲け。同国カルテルのボスの一人は、フォーブスの世界富豪ランキングにランクイン。たくさんの資金洗浄会社と私設軍隊を持ち、議員や警察への給与(賄賂)提供以外にも、貧困層の雇用創出や、災害時の支援活動などを行い(政府より早いらしい)、もはや国の中にもう一つのエコシステムがある状態。
 
米国(壁の向こう側の国)では、そんなカルテルのギャングたちを英雄視し、賛美する歌(コリード)や、ドラマ制作などのエンタメ市場が急成長。安全な環境で、麻薬だけでなくその周辺すらも商品化し消費することで隣国の搾取と破壊と犠牲に加担している。この状況に憤りを感じるレビューを見かけるんだけど、今やメインストリームの音楽となったヒップホップだって同じようなもんだからなぁ…。
 
一方、メキシコ(壁のこちら側の国)にある町、フアレスの警察は、圧力(報復)と汚職と殺人事件の多さによって捜査機能が麻痺し、実質は死体回収業者と化している。主人公の一人である警察官は、危険で過酷な仕事を続けてる拠り所を「地元愛」と語るが、上述のように国の経済が正常に回ってないわけだから他に働き口も無く辞めたところで暮らせない…という事情も透けて見えるのが切ない。明らかに焼け石に水(無駄)と分かっていて、しかも間接的に愛する地元の破壊に加担している役人仕事…。自分なら間違いなく病んでしまう。
 
こうした現実の前にして人間は、途方に暮れ、成す術もなく、無力だ。だからと言って、スルーするのではなく、頭の片隅に入れておくこと、その時が来たら意識して出来る範囲で行動すること。それを知れるだけでも良い映画だと思う。
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