ゆこちん

皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇のゆこちんのレビュー・感想・評価

3.8
麻薬組織賛美歌ナルココリードの歌手
命懸けで働く警察官
二者が交互に語るドキュメンタリーだった。

ナルココリードのフェスでは“手にはAK-47肩にはバズーカ邪魔するやつは頭をブッ飛ばすオレ達は血に飢えてるんだ殺しには目がないぜ”って独特のリズムに乗り盛り上がり若い男女はレスポンスして踊り酒をあおる。

一方警察官は外では覆面をして仕事をする。
ギャング達に命を狙われているからだ
脅迫され警察を去る同僚、自宅で待ち伏せされ殺される同僚、警察官家族へも脅迫電話それでも続ける警察官。かつて優しく幸せな街であったフアレスを取り戻すために

街には日常的に死体が転がっている。
善良な市民は息を潜め街は寒々としている
ギャングは常に片手にピストル
笑いながら意味もなく撃っている
そして若者はギャングに憧れている。

怖すぎる‥映画以上に悲惨で恐ろしい。

最近ナルコスにすっかりハマってしまってフアレス、シナロア、ティファナとかでてくる麻薬カルテル映画をつい探してしまう私だけど‥いいのかな
ゆこちん

ゆこちん