ジェイティー

ゾンビスクール!のジェイティーのネタバレレビュー・内容・結末

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

小説家の夢をあきらめ臨時教員として母校の小学校へやってきた主人公クリント、勤務初日に給食で出たチキンナゲットを食べた女子生徒がゾンビとなり大パニック、難を逃れた大人と子供達で襲い来るゾンビとなった子供達をかいくぐりなんとか脱出を図ろうとするお話。

ブラックユーモアあふれる作風で冒頭の鳥解体シーンや子供たちが大人を喰いまくるなどグロシーン満載、ある意味で誠実な作りとなっています。

本作品、犠牲となる大人達も多いのですがこの手の作品では珍しく
大所帯の主要登場人物が全く死なないという所が驚きのポイント
故にクライマックスの大合戦には謎の緊張感があります。
ゾンビの特性もオリジナル設定となっており具体的には
・思春期前の子供にしか発症しない
・生前の記憶または多少の知性が残っている

等が主な設定、知性が多少ある部分がとても厄介なのですが
死ぬとゾンビになってしまうという最悪のケースがない分、
通常のゾンビ映画よりは何とかなってしまいそうなのが残念。

主演のイライジャ・ウッドは最早カルトっぽい映画ばかりに出る俳優というイメージになりました。
また「ソウ」シリーズの脚本や昨今では「透明人間」など高い評価を受けるリー・ワネルが脚本と出演を兼ねている所も見所の一つ