つらい。
しかし前を向かなきゃいけない。
けどつらい…。
様々な登場人物の陰鬱とした日常が描かれ、彼らなりにこれからの人生に生きる希望を見出していく、人間の再生を描いた作品。
同監督作品「ぐるりのこと。」と通じるものがあった。
最初は観ているのが本当に辛くて憂鬱で、そして最後は決して丸く収まるわけじゃないんだけど、それでも何か新たな変化が生まれて、それに希望を掴み取ろうと生きていく。
橋口さん作品はキャスティングがほんと絶妙で、素人くさい演技が神がかってる脇役に、押さえるところは押さえたベテラン勢。みんな自然なんだよな。こういう人いるよなっていう。
特に弁護士、よくあんな不快な人格が表現できるよな、すごい。
うーん、ぐるりも大好きな作品だけど、
またしても良かったな。