片腕マシンボーイ

愛の小さな歴史の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

愛の小さな歴史(2014年製作の映画)
1.5
中川龍太郎監督作品、当然本作にもお風呂シーン……ありだぁ!
とはいっても……

自殺未遂した女の子と、散々暴力を振るった挙句女つくって出ていった父を憎む娘と、悪い仲間と付き合いクスリにハマる妹を心配するチンピラ男、の話

そうね、中川監督のお風呂シーンの話を先日したからば、その流れで未見の中川作品観てみたんやが……
くぅ!久しぶりに会ったクズ父が弱りきっているんをチャンスと、娘がお風呂で折檻するシーンが本作唯一のお風呂シーンでマシンボーイはすっかりケツの穴が縮こまったぞぉ、スンスン

そもそもかつてはどうやったか知らんが、まぢ光石研演じるクズ父が今や完全に牙を抜かれしょぼくれてしまっているからば単なるオヤジ狩りにしか見えないっつ〜ね
あと、娘役の中村映里子さんの池松くんに対する汚い言葉の板についてない感がヤバかったね!

もうひとつのチンピラ男とヤク中女の兄妹モノに関しては……もうあまりのどうでも良さに鼻毛抜く手が止まらず、お陰で昨日ずっと鼻がムズムズしていたぞぉ、ぷんぷん

まぁテーマは監督の独りよがりにしか感じなかったし、それを納得させるだけの物語性も無ければ、テーマやストーリーが合わなくてもそれなりに面白いと思わせる程の演出等も一切なく、ただただお風呂入るんはめんどくさくて嫌いやけど、代わりに中川監督得意のお風呂シーンにホッコリしたかっただけのマシンボーイは、あ〜この無駄な時間になんなら久々に銭湯にでも行ってきたら良かった!なりましたとさ

あ!冒頭と最後に出てきた自殺未遂の女の子って、井口昇監督が自分の映画でレズキスできる女の子を募集して立ち上げたアイドルグループ〝ノーメイクス〟のメンバーやった中村さんかぁ!傑作「キネマ純情」の素晴らしい演技に対して本作では全く魅力無かったなぁ……