やんげき

仁義なき戦いのやんげきのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.4
おもろ〜〜〜!冒頭からメラついている市井の人々よ。戦後の闇市を埃っぽくてきったねぇ様子でひしめいてるだけで歴史価値がある!まだ当時の面影ごとリアルに現存してた時代があったんだろうなぁとしみじみしてると、ドスで手首チョンパで血ブシャーなカチコミが流れるように始まる。まだこの頃の広島には映倫は来てません。血の気が多いよ文字通り。

この100億点のアバンだけでお腹いっぱいだけど、そこからの仁義だ顔立てるだなんだ言いながら、やってることはアサシンじゃん。外道っぷりが「仁義なき戦い」タイトル回収よ。

何が1番癖になるかというと、セリフや画面がキメキメの瞬間と何が何やらなバイブスしか伝わってこんのメリハリの中に、チャラッチャー🎵という50年間擦りに擦られたテーマと共に「〇〇▲▲ 死亡」「〇〇▲▲ 懲役×年」ってテロップが何度も出てくるところ。

ギャグなのか?本人たちはガチでやってるけどやり過ぎて笑いに転じているのか?分からんがおもろい!!という緊張と緩和の連続よ。立川談志さん、ここに最高峰がありましたよ。業の肯定という点も含めて、談志っぽいのかも。
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