やんげきさんの映画レビュー・感想・評価

やんげき

やんげき

三十代男性。ひっこし遊牧民。
行く先々で大抵映画を観て暮らしている。
横須賀(ヒューマックスシネマズ)→
中央林間(つきみ野サティ)→
岩槻(春日部ララガーデン)→
蒲田(川崎チネチッタ)→
安曇野(安曇野コシネマ・松本シネマセレクト他)イマココ!

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映画(396)
ドラマ(8)

シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スパイク・リーが製作に加わると手垢のついたタイムトラベルものもこんなに政治的になるのか!

白人警官による黒人青年誤射事件の日を何度も繰り返す。撃たれたの主人公の兄だ。兄を救うため妹がタイムトラベルを
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.6

予想を遥かに超えるロマンチックさで、なんだよ注目されるとこ間違えてるぞ!ってなった。

砂浜のシーンの演出とか、ムーンライトのタイトルの由縁の話とか、ダイナーのシーンとか、黒人とか麻薬とか雑音に思えて
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.8

前作の評判をキチンと手直しした感あって、ソダーバーグ丸くなっちまったなあ感があるけど仲間の復讐のためにチーム一丸で巨悪を撃つというシンプルで分かりやすい話はみんな大好きだよね。

最後の最後までハッピ
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

個人的には大好きな作品でした!

デビー・オーシャンがホテルのシャンプー(香水?)類のアメニティまで盗む見境のない窃盗中毒者になってるキャラがまず好き。

そして、
「一生ウォッカを薄める人生でいいの
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ライフ(2017年製作の映画)

3.6

冒頭の細かい専門用語や生物学的発見をディテールで語るプロフェッショナル感とか、上手く作られ過ぎててそのノリに名残惜しさが残る純粋なモンスターパニックもの。

終始スリリングで、おそらく一徹くらいしてて
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.4

今更観るとどうしても「新しき世界」と比べてしまうけれどこちらが本家でしたね。

冒頭の情報量のラッシュから一転、ステレオ屋での唐突な邂逅の美しさと不穏さたるや!素晴らしい。

「私はどんな性格だ?」と
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

「モラトリアム世代の恋愛らしい何か」という、ぼかしてるからこそ、恋愛に付随要素がほとんど付かない金字塔的テーマ作品。

なんとなく関係を持ってしまい、なんとなく付き合い始めるというアンニュイな気持ちが
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

ありがとうアベンジャーズ以外の言葉が出てこないですよ。

21作品全てを見返すのは難しいかもしれないけれど、もう一度見返してから観たい。

MCUという壮大なユニバースを終えたことに深い感動をしている
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.8

あいかわらず三宅監督のゆるい青春描写はおどろくほど活き活きしていた。

多分、結構リアルそのものの様子なんだと思うけど、その中に中高生の「初恋」というテーマをぶち込んで、恋する気持ちそのものを表現する
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KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

4.0

凄いっ!凄すぎるよ!
これがプリズムショー!?

初めから最後まで何も分からないまま終わってしまったけど、ずっと楽しかった!!

時々ツッコミたくなるジャブのようなボケから、何かをキめてるとしか思えな
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

傑作と名高いアニメ映画作品。2019年の3DCGが次第に当たり前になりつつある現代からするとまず目につくのは、オール手描きのケレン味!魅せるために必要なもの以上の書き込みが映り込んでしまっている情報量>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.5

そりゃもちろんネタバレ状態で初鑑賞だったんですけれど、件のシャワーシーンになって「これが!あの!!元祖!!」となった以外はそこまでのめり込むものはなかった。

というか見せ方に関しては抜群すぎて、あら
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ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

3.8

メグが初めてハワーズエンド邸に入るときの秘密の花園のようなロマンチズムにあふれた描写は正にジェームズ・アイヴォリー印です。ロケ地はオックスフォードシャーのRotherfield Peppard村にある>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

4.2

英国貴族のラブストーリーといえば、断然この作品が大好き。

イギリスの格調高さとジェームズ・アイヴォリーの美意識とカズオ・イシグロの美しきプロットが見事に組み上がって昇華された作品。

そして、名優ア
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青べか物語(1962年製作の映画)

4.0

川島雄三と新藤兼人とフランキー堺の幕末太陽傳トリオ。

ため息がもれる鮮やかなトップシーン。
江戸川を河口に向かって下っていくことで明確にする東京と千葉の土地の差、埋立と工業化の途上を明確化した空撮シ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.9

タイムリープ、ロマンティックコメディーの決定版。

同じ女性を口説いては振られを繰り返す1日を何度も何度も過ごすってとんでもない地獄だな。

1日を繰り返すという演出の中に、人生をどう生きるべきか??
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

間違いなく2019年現在に至るまでの最高峰アニメの一つ。

スピード感とダイナミックさを兼ね備えた視覚効果。
カラフルで幻想的なんだけれど、有機的でもある色彩効果。

上下左右どころか、2D、3D、コ
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銀魂(2017年製作の映画)

3.3

Amazon primeで観賞。
今公開中の「翔んで埼玉」や「帝一の國」と邦画ではヒットしてる
大物役者ギャグコメディ映画の走りとなった作品。

ルパン三世で懲りたので、小栗旬×コミック原作はもう良い
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.3

満を持して的なテンションで観たら冒頭のチキンブリトーのシーンで爆笑!
かつてこんなにダサくブロンドパツ金のねーちゃんを口説く男がいただろうか。

しかも、チキンブリトーってセブンイレブンに売ってる袋入
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.8

ちょっとジョシュ、チェスの天才のくせにあらゆる点で優等生過ぎじゃない?

わざと負けたチェスの試合で、興奮する父を逆に一言で諭してるとか怪物ですか??

という気もしたけれどこの作品は
親子、人類愛の
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アタラント号(1934年製作の映画)

3.8

早逝の天才ジャン・ヴィゴ監督の唯一の長編。
なんと1934年製作作品。

とは思えないほど、カットもシーンもキマッている。

そして、おやっさんの登場シーンでおもむろに肩に仔猫のせるのキューティクル過
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

とんでもなく良い作品だった。

2019年アカデミー作品賞・脚本賞受賞作品。
抜群の脚本とセリフ回しだ。

多分観た人みんなが、ケンタッキー州をドライブしながらフライドチキンを素手で食べて窓から骨を放
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

肝心のフラッシュダンスを未見なのだけれど、長女の魂がこめられた謎ダンスはしっかりと伝わったぜ!

イかれたルールを適用させたら、世界一のヨルゴス・ランティモス監督の出世作。

相変わらず説明が少ないし
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

本作がヨルゴス作品の中で1番分からない作品にして、最も好きな作品。

多分「フェアー(公正さ)」という観点が日本人にマッチしやすいものだからじゃないだろうか。

相変わらずの自己中人間博覧会だったけれ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

途中繰り広げられるぬるい良い話描写も全てラストのため「マスカレード(仮面)」をとるための演出だと思うと本作はかなり格調高い映画なのではないだろうか?

全ては、けっきょく仮面の上の出来事なのだ。
全知
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

なんといっても、複数フィールドにおけるアドベンチャー描写が凄い!
初期スターウォーズ、ガーディアンズオブギャラクシーに次ぐ多彩さ。

さらに、スターウォーズEP1ばりに気合の入った群像戦闘描写に、マン
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

自然光のみで撮影したというこだわりのカメラワークと華麗絢爛な美術は圧巻でした。

真っ直ぐな廊下を魚眼レンズで撮ると、歪んだ道になる演出とかキレキレでしたわ!

そして、主演女優3名の素晴らしさ。
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

やっとジャパニーズMANGA原作で当たりが出た!!

下馬評的には
「抜群の視覚効果」
「散らかった脚本」
ということでしたが、初っ端の屑山のキャメロン感でもうこれは大丈夫だと思いました。
背景作り込
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

cool japanはこれでオッケー!なシュールでエキゾチックな作品。

神社や和太鼓、相撲に軍服。
なにより寿司板前シーンの気合の入れよう。
時が経ってからレビューしているけれど、ウェス特有の世界観
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.9

脚本家好きな私としては、最高の作品でした。

共産主義だった為にアカとそしられ、業界から干されたアカデミー賞ノミネートの凄腕脚本家ダルトン・トランボ。
それでも生活のためにいくつもの偽名を使い分け、二
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スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

3.3

エロを全くエロに寄せず、アートとしてのモチーフとして描ききった作品!

とにかくエロいのに、エロくない!!

トップレスばんばん、パンチラガンガン、ねっとり前戯あり、ある意味それ以上の羞恥プレイもある
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神が結び合わせた2 人(2008年製作の映画)

3.9

ICW2018リターン @キネカ大森
で観賞。

仮面夫婦の真実の愛のはなし。
クライマックスのベタなダンスシーンに胸踊ってしまった。意外性ではなくて、それまで起こったあらゆるシークエンスがダンスシ
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.6

立派すぎて観てるこっちが気後れしてしまう程、偉人伝だった。

貧困と清潔の関係性から、地方vs都市、古き慣習vs医学的見地、ビジネスの在り方、お金の価値と土着信仰、無知vs献身とあれこれ目まぐるしく思
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.1

twitter #2018映画ベスト10 ハッシュタグTL入り率が高すぎて慌てて観た。寸分まで気が配られている目を離せない美しい映画。何でこれを劇場で観る事ができないんだ!!
みんなが噂している冒頭の
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

こりゃあすごい!濃厚なむせ返るアジアのディティール!
ディティールに次ぐディティール!!
「小津安二郎meet宮崎駿」と呼びたい作品。

序盤、横丁が映し出されるの執念のような長回しシーンの数々が素晴
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なんて素敵な日(2012年製作の映画)

3.8

三部作セットで観賞した。

久しぶりに精神に重圧と眩暈と鈍痛もよおさせる映画を観た。
健康な時に観て良かったとまず心から思った。
世界か自分かいずれかが歪である世界観が見事に描かれていた。
カルマと見
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