えりみ

独裁者と小さな孫のえりみのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
3.8
WOWOWで。
み終わって改めてポスターを見直すと、
コピーには賛同できませんでしたが
写真は「ええとこ切り取ったな」と思いました。
独裁者が革命(暴動)によって公開処刑される様を
リアルタイムのニュース映像でみている(ルーマニアのチャウシェスク)せいか、
ボヤカされたラストがしっくりこなかったです。
負の連鎖が何も生まないことは頭じゃ分かっているし、
監督は希望を残して終わりたかったんだろうなと理解は出来るんですけどね。
ジョージアの監督ではなくて
イランの巨匠なんですってね、
知りませんでした。
ロケとキャストがジョージアということか。

電飾きらびやかな都会の風景は
トルクメニスタンを思わせました。
伝え聞く豊かさが本当なら
独裁政治が絶対悪とも思えないんですけど、やはり「淀んだ水は濁る」ということですかね。
難しいなぁ(;-_-) =3

そら余興で首都の電気をつけたり消したりしたらそら暴動起きますよね~、
家のブレーカー上げたり落としたりしただけでもババ怒りされるのに。
絶対君主になったことがないので
「クーデター」のほうが身近に感じられました。
エンタメと啓蒙系を一緒くたにしたらあきませんけど。
アカン、
どんどん感想のスケールが小さくなってい😥


ホントは歴戦の娼婦マリア(一体何歳設定!?)や
通りすがりの不運な花嫁、
運命の恋人の元に戻ることだけを生きがいにしてきた男の絶望について書こうと思ったんやけど。。。
あ、劇中とラストにかかるしゃがれ声の歌(ブルース?フラメンコ?)が良かった♪
えりみ

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