Shizka

サーカスのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

サーカス(1928年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

チャップリンの映画にしては珍しく最後まで楽しめた。

なんでだろう? いつもはサムーイお笑いを白けて見ているのに、今回だけはクスッとなった。

今までのチャップリンは舞台であっても舞台ではなかった。街角や雪山でコントをする、だいたい全て1人でマヌケを演じる。そこがまず嫌だった。1人で何やってんの?と冷静に突っ込まずにはいられない。

しかも日常の舞台を使いながら、日常では絶対やらないことをしてくる、そしてわざとらしく繰り返される。これもダメ。うわー演技だなあ、それもう見たし、、何回おんなじことで笑い取ろうとしてくんの?と辟易する。

今回はサーカスという舞台でマヌケを演じるので、わざとらしさがそこまで目立っていない。綱渡りのところだけ少々クドいと思ったけど、全体的にあっさりめで終わったのがまず良かった。

サーカスの観客もリアクションが大きくて良かった。一緒に笑ったり驚いたりすると効果あるんだな、だからバラエティで笑い声を入れるのには意味があるんだよ。

ストーリーはお決まりのエンディング、そこはまあどうでもいいんじゃないかな。大事なのは最後まで飽きずに見れたところ。
Shizka

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