聾者に限らず、「障害者=可哀想、頑張ってる=良い人ばっかり」というステレオタイプな見方を根底から覆してくれた、という意味では本当に見て良かった映画。
障害者というカテゴリのみでその人を見てると、その他の部分は没個性的だと思いがち。そうではない。当たり前だけど気づいてなかった。障害者にも個々の性格があり、個々の考え方があって、それは良いものだったり悪いものだったりする。
障害は、そういった個々の性格の次にくる要素であって、まず始めに障害で人を括るのは余りにも偏っていると感じた。
でも、別にそういう啓蒙的な映画では全くなくて、聾者の閉塞的な環境でのスクールカーストをありのまま映している。何を感じるかは人それぞれだけど、わたしは自分の偏見に気づかされました。
でももう二度と見ない。トラウマシーン多すぎる。