うめ

レジェンド 狂気の美学のうめのレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
3.8
60年代のロンドン。
トム・ハーディー演じる双子のギャングスタのクレイ兄弟。
圧倒的なカリスマでファミリーをまとめ上げる兄レジー。
精神的に不安定でゲイ、凶暴さでファミリーのメンバーさえ震え上がらせる弟ロン。
アウトローの世界でのし上がっていく2人だったが…
レジーがフランシスと恋に落ちたところから少しずつ狂っていく歯車。

「欲望のバージニア」そして今作。
アウトローのカリスマを演じさせたら、トム・ハーディーは最高ですね。
アクションはもちろん良いのですが。
同じ人間が演じているのに、佇まいや表情、動きですぐにどっちなのか分かる。
「レヴェナント」で見せた演技力は伊達じゃない!
ロンも単なるイカレ野郎と思わせといて、なかなかどうして…
それだけじゃない魅力も見せてくれる。
時には激しくぶつかりながらも、離れられない血の絆。

そこに絡んでくるエミリー・ブラウニングがかわいらしい(´∀`)
不思議な色の瞳がたまらない。
レジーと共にカタギとして生きていく事を望むが、ロンがファミリーがそれを許してくれない。
必死に信じ続ける姿が健気です。

ギャング映画というよりは、成功していく中で葛藤するクレイ兄弟とフランシスを描いたドラマがメインな感じかな。
ちょっとゴッドファーザー的な雰囲気?
だが、陰のあるオシャレさはやっぱりイギリスです。
しかし、これが実話ってのがすごいな。


先週、「ラ・ラ・ランド」観て以来、後遺症なのか?乗り切れない作品が続いてましたが久しぶりの満足度でした(*^▽^*)

今日はauマンデースペシャルクーポンがあったので、「ラ・ラ・ランド」がなんと900円!
前回はドルビーアトモスだったので、今日はIMAXで2度目の鑑賞。
やっぱり泣きましたT^T
音楽聞いた瞬間にウルウル。
もうパブロフの犬状態な私です。
うめ

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