あり得ない設定なのに、なぜかすんなり受け入れられてしまう、日常感溢れる不思議なファンタジーだった。
とくに冒頭の淡々とした主人公の語りは、不自然な設定を自然に感じさせる魅力的な数分間。
予備知識なしで鑑賞したのだけど、全く問題なし。
ファンタジーが苦手な人でもハン・ヒョジュにしっかり感情移入でき、「人を好きになる」事について考えさせられたりすると思う。
とにかくハン・ヒョジュがどの角度でも美しいし、インテリアも素敵で好きな世界観だった。
個人的には冬のソウルの雰囲気が好きなので、それだけで満足。
あと、123人の俳優さんが一役を演じたのは、演技が大変だっただろうな・・・と。
言い回しや、仕草で同一人物っぽさを演出していたのかな・・と思ったがそこは母国語じゃないからかあまり感じられずちょっと残念。
