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ビューティー・インサイドの月のレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.0
寝て起きたら性別、姿、形、何もかもが変わっていると言う話。中身は変わっていないのに外見は変わってしまって、それでも愛せるかと言う話。それだけじゃない。周りの噂や悪口にも耐えなきゃいけない。それを耐え抜いて、その人のことを愛せるかってちょっと自分には不可能な話。所詮映画だけれどもリアルであったら殆どが挫折してしまうようなことだろう。例えば、自分の好きな芸能人がいきなり90代のおじいちゃんになってしまったら?中身は変わってもおじいちゃんを応援してることに疑問を抱いてしまい、その日は好きになれないと思う。それが5歳だとしても。結局人は顔、という事じゃなくて。いや顔ありきだと思うけれども。ずっと好きだったものが変化してしまったら愛は前よりは廃れてしまうと思う。この映画もそんな所はあった、たまには廃れてしまったし疑問や不安も抱いた。もどかしかった。きっと真実の愛ってこういう事。私には想定無理、そんなものに出会ったことがないから。でもこの映画に抱いている思いはきっと愛だとか憧れなんだと思う。すき。
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