このレビューはネタバレを含みます
変わらないものはない。
何気なく続く日常も
偉大に感じた親の背中も
そして自分自身でさえも。
でも、形を変えてまた始まる…
そんな映画だった。すごく好きな作品で、私はベンの教育を受けて育ちたいとすら思った。体を鍛え、歴史を学び、自然の中で瞑想し、ときには家族と音楽を楽しみ、星空の下で眠る(でも虫が怖い
しかし世間は厳しく、理解を得られない。
衝撃的で美しい冒頭〜家族それぞれが葛藤し、想いが交錯する中盤〜母レスリーの秘密の葬儀を描く終盤……(朝日の中、バスで子供たちが別れを告げるシーンがとてもきれい)ベンが真っ赤なスーツで別れを告げるときは、自然と涙が。
いろいろ考えさせられる、いい映画だった。旅に出るボウの選択も素晴らしい。
余談だが超ひも理論には関心があり、冒頭で出てきたときにちょっと興奮した…笑
おすすめの映画です。