ナイトアウェイク

クリード チャンプを継ぐ男のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

1.0
フィルマークス20件目。

多少、書き直し。

過去シリーズと比べて、なぜか没頭できなかった。現役ボクサーを引退しても、トレーナーとしてボクシングに関わるロッキーには、感動する。

けど、なぜかなぁ。
多分、主人公の境遇かな。お金あるし、お家大きいし、ボクシングで失敗しても、それ以外で生きていける感じがしたからかな。優しい養母に引き取られた時点で幸せだし。ヒロインも、いわゆるイケてるいい女?ん~…。ロッキーにはパンチ力というものしかなかった。
でも、クリードは、都合のいいハングリー精神?というか、ただのエゴ?そんな感じにしか見えなかった。

ロッキー1は、ロッキーがあまりいいお家に住んでる訳でもない、劇中でも言ってたけど学もない、ボクサーと呼ぶには地下過ぎる。自分を三流とまで言ってた。色んな意味で底辺な環境、だからこそ這い上がって[そのお金で生活できる事]の意味とかが、すごく大事な要素として表れてた。もしボクシングの道に失敗して、お金なくても、エイドリアンと愛情いっぱいに幸せに頑張ってる姿が目に浮かぶ。まぁ、一般の仕事に全く向かないのはロッキー2で証明してたけど…。それでも、だからこその、アメリカンドリームでもあったと思う。

クリード息子には、そういう奥行きが見えない。
母親に勘当されて、見捨てられて、お金なくて、家なしヒロインなしで、がむしゃらに打ち込みまくってたら印象変わったかも知れない。
ロッキーが信じた弟子なんだから、何かはあると思う。もっと言うと、ロッキー4の弟子、ガンの方がすごく魅力的。クリードには勝てないと思う。だけど、そこにロッキーが重なって見えるのも、私の気持ち。ガンはまだまだ子供だったけど、私は好きよ。

私自身が、クリードに関してはまだ勉強不足だったのでしょう。


追記。
この次の作品も観ました。ここでの感想の中にもあるように、クリードへの印象がどうしても邪魔して、まともに鑑賞できなかった。嫁の仕事も順調だし。やはり、没頭できなかったなぁ。