くま

クリード チャンプを継ぐ男のくまのレビュー・感想・評価

3.9
スタローンの原点と言える「ロッキー」から「ロッキー4」まではリアルタイムで劇場鑑賞していた。

自分の中ではこのシリーズは「ロッキー4」で完結していた。

その後ロッキー・シリーズが続いていたなんて知らんかった。

かなり経ってから観た「ロッキー・ザ・ファイナル」から久々のシリーズ鑑賞(ロッキー5は観ていない)。


ロッキーと死闘を繰り広げた偉大なチャンピオン、ライバルで親友でもあったアポロ・クリードに隠し子がいた。

その遺児、アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)に請われ、彼をボクサーとして鍛えるロッキーの二人のドラマだった。


正直なところ初めて観た「ロッキー」ほど熱くなれんかった。

感激、感涙、鳥肌、、とはならんかった、残念だ。

「ロッキー」と同じような感動のようなものを求めていたのかなあ?


ストーリー展開にあまり予想外なものはなく、王道。

チャンピオンへ挑戦の道のりも以外と安易で、、、

しかし、日々のトレーニングのシーン、最後のチャンピオンとのバトルのシーンは一作目を彷彿させ、

信じる力、あきらめない強さ、、ロッキーそのものだった。

試合に臨む控室で母親から贈られた星条旗柄のパンツ(父と同じ)には涙は出なかったけどジーンときた。

一作目のロッキーを思い出すシーンがたくさんあってよかった。

ヒロインとしてテッサ・トンプソン、、「マイティ・ソー」のヴァルキリーじゃんと思いながらも、、彼女の愛らしさにとても救われた。


試合の判定が出て、、ラスト期待していたんだなあ

ロッキーが「エイドリアン!」とリングの上で叫ぶように

アドニスも叫ぶのかなあ「ビアンカ!」って。

ここはちょっと違って、えっ?てなったけど

「ロッキー」のオマージュをいろいろ感じ楽しめた。

近い内に「クリード2」を鑑賞したいと思える作品だった。
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