ヤッター

クリード チャンプを継ぐ男のヤッターのレビュー・感想・評価

5.0
2015年の映画納めにしたかった作品でしたが、2016年の映画初めに相応しい、最高な作品でした。

2年くらい前でしょうか。ふと一作目を見てみようと思い、その流れでファイナルを見たわけです。それまでは「エイドリアーン!」というイメージしかなく、半笑の対象だったわけですが、一作目を見て襟を正され、ファイナルを見て心の中で土下座をしました。男の生き様、なんて言うと安っぽい感じになってしまうのですが、そんなものをひしひしと感じさせられるような映画でした。

そしてその魂を正当に、真っ直ぐに受け継いでいたのが、このクリードなのです。相手を倒して終わりなのではない。敵は常に自分自身。立ち向かう相手は自分自身。「やる」のは自分自身。それがもう、直球ストレートで投げ込まれるのですから、たまりません。最終決戦、ふらふらのアドニスを止めようとするロッキーに、アドニスが力強く言葉にするある決意。それを受け入れ送り出すロッキー。アドニスが立ち上がるとき、満を持して、あのBGMが…

号泣です。催涙ガスです。ここ数年の中で、一番泣きました。思い出すだけで、目頭が熱くなります。あんなに泣いたのは劇場版ルーキーズ以来だ…←

もうね、本当に素晴らしいです。今年、これ以上の作品くるか?って感じ。それくらいやられました。
自信をもってお薦めします。大好きな映画です。
ヤッター

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