かなり序盤から涙腺がバカになっていた！うーん熱い！し、熱いだけじゃなくてめちゃめちゃ現代劇だった。ロッキーシリーズに求められるポイントを抑えつつ、単なる懐古に収まらない作劇と見せ方に感じました。風景を魅力的に見せるシーンと、試合シーンが超好きでした。
あとアドニス・クリードのキャラ造形がたまらん最高すぎた！現代っ子、またの名を「なれなかった」世代で、でもボクシングに対して熱いものを感じているから諦めきれない。このバランスに納得がいくのがすごい。アドニスは基本的に、ものごとにすごく理性的に対応してて、頭も良さそう。適切なタイミングで適切に助けを求めることもできる。理性的な一方でちょっと幼くも見えるけど、でもそういうのができるっていいよなあ。いい奴。これに尽きます。突き放されたときにきちんと傷ついて、きちんと成長できるのもいい。なんか、ちゃんとした人間関係を築ける現代人の姿って感じがするなあ…。魅力的！
