あべぴより

クリード チャンプを継ぐ男のあべぴよりのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

傑作は1だけど、思い入れをベースとした続編として完璧な出来。まさに感動大作。ベタなのもまたロッキーらしい。

ロッキーが老眼鏡かけてるのだけでジワジワくる。

学のあまりない白人ロッキーから、社会文化人(ヤンキーではない)の黒人へ引き継がれるボクシングの熱さ。そして白人と戦う。
優しさと愛情で包括される世界観、そしてその中でもいつも一番優しいのはロッキーという世界観を、まったく裏切らない。

チャンプとの対戦、リングに上がるまでの道のりを後ろのアングルから撮ってるシーンがいい。主人公がリラックスできるように、ロッキーが肩にずっと手を置いてあげてるとこでまた泣く。優しい。

ロッキー映画の好きなところは、セリフや動作で示す優しさの表現の多様さ、繊細さです。

ラストラウンドはもっとド派手にしてくれて良かった気もするけど、もはやどうでもいい。ロッキーのテーマが流れ、その後観ながらも半分失神してたので。

シルべスタスタローンが役者続けてくれてるからできる映画。ほんと感動した。昔みたいに階段かけ上がれないロッキー…。(でも多分スタローン本気出したら普通にかけ上がる…。)続編考えてるらしいので、変わらず元気でやって欲しい。

おそらくナイキが全面監修してるので、出てくるナイキの服、シューズのカッコ良いことカッコ良いこと…。

唯一、あれ?と思ったのはチャンプ役の身体がかなりプヨってたところ。他が皆仕上げてきている中であれは目立つ。
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