フランソワ・オゾンのフレンチ意地悪は、こちらの調子が悪いときにはHPをゴリゴリ削ってくるんで、なかなか手が出せなかった一本。
…優しい! オゾンのわりに!
メイク、衣装、家具、車…、「女ふたり」が揺れたり迷ったり決断する場面で、必ず朱赤の何かが登場するのだけど、これはヨーロッパ的になにか意味を持つのかな?
他の小道具も、見る人が見たら納得の品物があるのかもしれん。
細部に映画の神様が宿っていました…。
そして、フランス映画でマツダのロードスターを見ることになろうとは、そしてマスカラの上手な塗り方をフランソワ・オゾンに(今さら)教えてもらうことになろうとは。
嗚呼。