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彼は秘密の女ともだちのsのネタバレレビュー・内容・結末

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

少し違うけど、リリーのすべてかこれか、という感じ。こっちは少し現実が優しくのしかかってくるから2人の行動にハラハラしてしまう部分もある。実際はもっと厳しい目が向けられる気がする…。それでも主役2人の複雑な心境はすごく上手く描けていて、ノーマルな私でも苦しくなったりクラブの歌のシーンでは感動したりした。2人の性癖がとにかく難しい。でもクレールはバイ・セクシャルというよりその人がたまたまその性だっただけなのでどちらでもいいというよりはその人がそうでないとダメという感じがした。ジルは男性でないといけないし、ローラは女性でないといけないし、ヴィルジニアは女装したひとでいなければならなかった。彼女の嫉妬の対象になっても性愛の対象にヴィルジニアがなれなかったのは何故かよく理解できたし、やはり旦那がジルであり続けるのも嬉しく思えた。私はなんとなく感じたことがあるな、性愛では決してないけど、友情の延長線上みたいな感情…。

ジルが抱く感情は全部当たり前で、むしろ彼はクレールを熱心に愛していたので、ジルがリュシーを抱きながら寝ていた時は涙腺がぶっ壊れた。なんでも受け止めようとしてくれるジルかっこよすぎる。ローラを好きだったクレールを見つけ出したのがジルでよかったと本当に思った。

はーーいい映画見た!フランソワ・オゾン天才!
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